ウレタン防水の工法は2種類!コストを抑えやすい定番の防水工事
ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねることで、継ぎ目のない防水層を形成し、雨水の侵入を防ぐ防水工事です。マンションの屋上や陸屋根、ベランダなど、平らな面を中心に幅広く採用されています。
施工が比較的簡単で、費用も抑えやすいことから、防水工事の中でも特に人気の高い工法です。改修工事でも採用されるケースが多く、現在では主流の防水工法のひとつとされています。
また、5~6年ごとにトップコートを再塗装することで、防水機能を約10年程度維持することが可能です。
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ウレタン防水の主な工法は2種類
ウレタン防水にはいくつかの施工方法がありますが、特に採用されることが多いのが次の2種類です。

- 密着工法
- 通気緩衝工法
それぞれ特徴や適した施工場所が異なるため、建物の状態や環境に応じて選ぶことが重要です。
■密着工法
密着工法とは、下地に直接ウレタン防水材を塗布する工法です。工程がシンプルで施工がしやすく、工事費用を比較的安く抑えられる点が大きな特徴です。
そのため、ベランダやバルコニーなどの比較的狭い場所の防水工事によく採用されています。
ただし、下地に水分が残っていると、防水層が膨れてしまう可能性があります。施工前には、下地がしっかり乾燥していることが重要な条件となります。
密着工法が向いているケース
- ベランダ・バルコニーなど狭い箇所
- 下地の状態が良好で水分が少ない場所
- 工事費用をできるだけ抑えたい場合
■通気緩衝工法
通気緩衝工法とは、下地に通気緩衝シートを貼り、その上からウレタン防水材を塗布する工法です。さらに脱気筒を設置することで、下地に含まれた水分や湿気を外へ逃がす仕組みになっています。
この構造により、下地に水分が残っている場合でも、防水層の膨れを防ぎながら施工することが可能です。
密着工法より初期費用は高くなる傾向がありますが、雨漏りが発生している場所や、築年数が古い建物には特に適しています。
通気緩衝工法が向いているケース
- 雨漏りが発生している、または発生していた場所
- 築年数が古い建物
- マンション屋上など面積が広い場所
- 下地に水分や湿気が多い箇所
まとめ
ウレタン防水は、費用と施工性のバランスに優れた防水工事として広く採用されています。さらに、密着工法と通気緩衝工法を建物の状態に応じて使い分けることで、防水性能をより長く維持することが可能です。
防水工事を検討する際は、下地の状態や施工場所の条件を確認したうえで、適切な工法を選ぶことが重要といえるでしょう。

